WEB3DARCHITRIP
コレクション / No. 01 / Rietveld Schröder House
Pl. 01 — インタラクティブ点群背景+建物モデルインストール不要 · クロスデバイス · VR対応
No. 01 · 1924

Rietveld Schröder House

Gerrit Rietveld · Utrecht, Netherlands

1924年、オランダ・ユトレヒトに完成したリートフェルト・シュレーダー邸は、建築家ヘリット・リートフェルトが施主トゥルース・シュレーダーと緊密に協働して設計した住宅である。1923年に夫を亡くし、三人の子どもとの新しい暮らしを始めようとしていたシュレーダーは、ブルジョワ的因習から自由な家を望む進歩的な思想の持ち主であり、その求めこそが設計の出発点であり、帰結でもあった。芸術と建築をひとつに統合し、三次元のモンドリアン的構成を実現したこの家は、デ・ステイル運動の原理を完全に体現した唯一の建築と評価され、2000年にユネスコ世界遺産に登録された。

2階建てのこの家の核心は、上階の可変平面にある。スライド式と回転式のパネルを動かすと、私的な寝室群がひとつの共用の生活空間へと変わる。1階に台所と三つの部屋を置いた構成が比較的慣例的であるのに対し、上階は建築規制を避けるため書類上「屋根裏」として届け出られた多目的の生活空間だった。家族は実際に、昼はパネルを開いてひとつの開かれた空間で過ごし、夜は閉じて寝室をつくる暮らしを送った。交差する面、三原色(赤・青・黄)と無彩色(白・灰・黒)の抑制の効いた配色が幾何学的純粋性を際立たせ、室内と外部の境界を曖昧にする。

予算の制約から鉄・煉瓦・木材を併用して建てられたが、工業材料の扱いにいささかの窮屈さもない。角の窓は90度に大きく開いて面の美学を乱さず、外観は浮遊する要素の躍動的なコラージュのように読み取れる。シュレーダーは1985年に世を去るまでこの家に住み、その後、リートフェルトとともに働いた建築家ベルトゥス・ムルダーの修復を経て、ユトレヒト中央博物館(セントラール・ミュージアム)が管理する博物館となった。

リートフェルトが《レッド・アンド・ブルー・チェア(赤と青の椅子)》で練り上げてきた造形言語は、この家ではじめて人が住まうスケールを得た。その影響は同時代のモダニストたちを経て機能主義デザイン全般に広がり、この家は今もデザイン愛好家の巡礼地であり続けている。

建築家
Gerrit Rietveld
竣工
1924
所在地
Utrecht, Netherlands
類型
Residential
メディア
Web3D · WebVR